ECサイトの運営を任されたら、まず考えなくてはいけないこと。それはやはり、売上アップに関することではないでしょうか。せっかく立ち上げたサイトの運営。しかし、売上アップを目指すと言っても、どんな対策をすればいいのかと悩む方も多いはず。
そこで今回は、売上アップを目指すときに意識して見直したい、代表的なポイントをご紹介します。
SEO対策
そもそも、SEOとは何なのでしょうか。Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)の頭文字をとって略したもの。簡単に言うと、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードから自身が運営するサイトへの流入を向上させる施策のことです。
SEOを対策すると、ユーザーが検索したときに自身のサイトをページ上位に表示させることができ、売上アップに繋がってくるのです。これは、知識さえあれば費用をかけることなくできる集客方法です。
取り入れやすい方法は、この3つ。
・購買に直結する指名キーワードをタイトルに入れる。
・検索ボリュームの大きなキーワードと、自社で取り扱う商品のニッチなキーワードを組み合わせる。
・商品に関連する周辺のキーワードを説明文に加える。
細かい対策も含めると、SEO施策は200以上にもなります。
他社もしのぎを削って対策をしており、対策をしたらすぐに効果が現れるものではありませんので中長期的な目線で運用していきます。
拡散
ECサイト運営では、ネットユーザーが自身のサイトに訪れてから購入まで至って初めて利益が生まれます。そのため、運営するサイトをユーザーに見つけてもらえるよう、様々な角度から宣伝する必要があります。
そこでおすすめしたい方法は、SNSの活用です。SNSの中でもビジュアルによる訴求力が高いのはInstagramではないでしょうか。文章だけでなく、写真や動画を使って商品を紹介できるため、情報をよりわかりやすく発信することが可能です。
また、実際に購入に至ったユーザーが商品を紹介した場合は、より身近にその商品を感じてもらうことができます。もし、有名なインフルエンサーに紹介された場合などには、売上アップが期待できるでしょう。
しかし、ここで注意してほしいポイントがあります。それは、SNSの効果により短期的に売上が増加しただけでは、売上はまた下がってしまう可能性があるということです。サイトに集客することができたのであれば、長期的な集客に繋げなければいけません。
初回購入者向けの特典を用意したり、ダイレクトメールやアフターフォローで特別感を感じてもらいましょう。そして、顧客としてサイトに何度も来てもらえるように工夫します。
また、サイト内では商品の紹介が詳細なほど関心を引くことができます。そこで、必ず入れて欲しい情報は5つあります。
・商品の画像
・紹介文
・素材や成分表示
・産地や製造元
・商品レビューや口コミ
食品や化粧品など、口に入れたり肌に直接触れたりするものは素材や成分をしっかりと提示し、ユーザーに安心感を与える必要があります。また、アパレルなどはユーザーが商品を手にした時にイメージしやすいような、画像を多く載せると良いでしょう。
このように、集客を伸ばすためにはSNSなどの常に新しい情報を発信できるツールを活かしながら、多くの情報をユーザーに共有できるように工夫することがとても重要です。
広告・宣伝
売上アップのためには、ユーザーがサイトを見つけやすくするために様々な方法で情報を発信する必要があります。そこで考えたいのが、広告や宣伝による情報提供です。中でも代表的なものは3つあります。
リスティング広告
ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果に表示する広告。購入意欲の高いユーザーに対して情報発信できます。検索連動型広告とも呼ばれており、広告がクリックされると費用が発生します。
ディスプレイ広告
Webサイトの広告枠上に表示される画像や動画広告、テキスト広告のこと。バナーで表示されることも多く、バナー広告とも呼ばれています。サイトを訪れたことがあるユーザーやまだ何を購入しようか悩んでいる潜在ユーザーに情報を発信するため、リマーケティング効果やニーズを見つけ出すにことができます。
SNS広告
SNS上に表示される広告。視聴コンテンツなどの途中に表示されるインフィード広告や、設定した広告枠に表示するタイアップ広告などがあります。商品に対して関心が高いユーザーや、潜在ユーザーに向けて宣伝ができ、商品の印象を強く与えることによるブランディング効果が期待できます。
このように、宣伝方法だけでも様々な形があります。自身のサイトにあった方法を見つけて活用しましょう。
まとめ
今回はECサイトの売上アップに必要なポイントについてご紹介しました。サイトを見直すといっても様々な角度からの対策が必要です。今回の記事を参考に、対策すべきポイントを検討してみてはいかがでしょうか。