楽天市場は、国内最大級のインターネットショッピングモールです。本、日用品、化粧品、食品など様々な商品が売り買いされています。また、流通総額や楽天会員は年々増加しており、集客力の高さを誇るショッピングモールです。
そこで今回は、楽天市場の出店の流れから、商品登録の手順までをご紹介します。
Contents
楽天市場への出店の流れ
楽天のWEBサイトから出店申し込みをしましょう。申し込み内容の確認と手続きに、2週間から1カ月ほどかかります。それが完了すると、店舗運営システムRMSアカウントをオープンすることができます。楽天市場内にお店を作り、決済や発送の準備を整えましょう。オープン前に審査を受け、通るといよいよ開店です。
RMSとは
特別な知識なく、簡単な操作でお店作りができる店舗運営システムです。受注管理やデータ分析、集客、販促などの機能がそろっています。また、お店の作り方で分からない部分があれば、サポートスタッフに相談することができます。
商品登録の手順
商品登録はお客様に商品を買っていただくために重要な工程です。
商品基本情報の登録
商品の基本的な情報を入力していくページです。ここで必ず登録する項目は、商品名と販売価格です。その他の項目に関しては、必要に応じて入力していきます。以下では、ポイントとなる入力項目について説明します。
商品管理番号
この番号は、商品ページのURLに使われます。変更はできないので、間違えないように注意が必要です。また、他のネットショップモールでも同じ商品を売っている場合、この番号は在庫管理に役立ちます。在庫連携システムを導入することで、複数のショップの在庫を自動で修正します。手作業のミスや手間の削減に有効です。
商品名
商品名、ブランド名、性別、仕様などを入れます。楽天は商品名登録ガイドラインを設けているので、参考にすると良いでしょう。PC版とスマートフォン版があるので、仕様に合わせて活用できます。最近は、PCよりスマートフォンから購入する消費者が増えています。この場合、表示される文字数が少ないためアピールしたい言葉を先に登録しましょう。
キャッチコピー
消費者の心に響くキーワードを記入します。PC版は最大87文字、スマートフォン版は最大30文字までなので工夫が必要です。
販売価格と表示価格
販売価格は実際の売値。表示価格は、メーカー希望小売価格や通常価格のことです。これを記入するには、根拠となる情報の提示が必要。消費者に価格のお得感をアピールするためにも、ぜひ活用しましょう。
商品ページ情報の登録
商品の説明文と画像を入力します。商品の説明文は、PC版とスマートフォン版があります。表示画面の大きさが違うので注意しましょう。説明文はアピールしたいポイントを凝縮して、端的にまとめることがポイントです。
画像は、商品画像登録ガイドラインに細かくルールが定められているので、十分な確認が必要です。RMS用の画像判定ツールもあるので、利用すると良いでしょう。。
商品登録情報の登録
商品のIDと表示に関して入力します。
全商品ディレクトリIDとは、楽天市場内で商品がどのジャンルになるのか示すIDです。
タグIDは、生産国やブランド、カラーなどを示します。入力必須項目ではありませんが、消費者が商品を絞り込むために利用するため、多くに商品の中から見つけてもらうことができます。
カタログID商品とは、商品の製品コード(JANコードなど)です。楽天の商品価格ナビページに表示されますので、正確に入力しましょう。IDがない場合は、理由をプルダウンで選びます。
項目選択肢別在庫用の登録
サイズや色などのバリエーションがある商品の在庫管理をする場合に登録します。例えば、TシャツのS、M、Lやピンク、ブラック、ホワイトなどカテゴリ別に在庫を表示できます。
商品別ポイント変倍情報の登録
お店全体のポイント設定ではなく、商品ごとのポイント変倍率を設定する場合に登録します。うまく活用し、販売促進に役立てましょう。
CSV商品一括編集機能
楽天では、大量の商品をまとめて編集する機能を有料オプションで提供しています。一括で編集できるため、大幅な時間短縮が可能です。ただし、こまめにプレビューが見れない、商品ページを誤って消してしまうなどミスが起こることがあります。使用する際は、メリット・デメリットを比較して判断しましょう。
まとめ
商品登録は、お店作りに必要な基礎知識です。時間がかかる作業ですが、慣れてくるとスピードも上ってきます。楽天市場独自のツールをうまく活用し、販売促進や商品の充実化など売り上げを上げる施策を考えていきましょう。