「ネットショップを作りたいけど、どのようなスキルが必要?」「どのようなスキルを持った人材を採用すべき?」など、ネットショップを運営していく上で必要なスキルについての疑問を抱くことはないでしょうか。そこで今回は、運営に必要な7つのスキルについてご紹介します。
Contents
運営に必要な7つのスキル
ITリテラシー
ECサイトを開発するほどの高いスキルは不要ですが、ECサイト事業に関わる全員がWEBサイト、ネットワーク、セキュリティーへの理解や対応力に高い方が良いでしょう。
制作担当においては、WEBサイトを作る上で必須になる言語のHTMLやWEBページの色やサイズ、レイアウトなどの見た目を作る上で必要な言語のCSSなどは必須の知識です。
また、ECパッケージやオープンソース、フルスクラッチで自社サイトを制作会社に依頼して作成する場合、対等に対応できるレベルの知識を持った人が社内にいることで、制作会社との意思疎通が潤滑に行えるようにでしょう。
その他にも、ハッカーによる不正な攻撃は日々進化しているので、セキュリティーに関するスキルを持った人がいると安心です。
しかし、小規模でECサイト事業を展開する会社では高いスキルを持った人材を集めることは難しいかもしれません。その際は、外部のリソースを活用すると良いでしょう。
リサーチと分析スキル
市場での競合の動向や、商品の流行り、価格相場、消費者の行動傾向など情報収集と分析スキルは欠かせません。これは、売れる商品の企画やWEBサイトの最適化などに生かされます。
マーケティング・集客スキル
SEOや広告運用、SNSなどを使い、お客様をサイトに呼び込んだり、販売を促進したりするスキルが必要です。
SEOは、Googleなどの検索エンジンで上位に表示させるための対策です。SEOに関する知識はもちろん、上位に表示させるためにキーワード分析や記事の作成を行います。
また、広告には費用をかけて検索時に露出するリスティング広告や、Instagram広告などがあります。どちらも、分析しながら、最適な広告露出を図っていくという特徴があります。
リサーチやお客様のサイト流入、行動パターンなどを解析し、ユーザーが使いやすいWEBサイトのデザインを作成するスキルもネットショップサイトが成長する上で必要でしょう。
クリエイティブスキル
見やすく、コンセプトにあったWEBデザイン、バナーやLPデザイン、商品撮影、商品パッケージなどクリエイティブスキルが生かされます。特に購入決断を促す商品の画像は重要です。ライティング、イメージ写真の演出など技術が必要不可欠です。
PhotoshopやIllustlator、DreamWeaverだけでなく、Instagram向けの画像作成スキルや動画制作などのスキルがあると活躍の場が広がります。
コミュニケーション能力
クレームや問い合わせの対応など、お客様との直接的なやり取りがある場合に必要なスキルです。きめ細かいやり取りができる対人スキルが活用できるでしょう。
また在庫管理や梱包・配送業務では、業者とのやりとりが発生します。良好な関係を築くためにもコミュニケーション能力が大切です。
予測力
商品のトレンド、販売見通し、在庫の過不足を管理において、正確な予測力があると、売り上げ拡大に貢献できます。
細やかな気配り
梱包は、お客様に第一印象を与える大切なものです。商品が安全に梱包され、そこに一言メッセージを添える気配りは好感が持てます。継続的なファン獲得へつながるスキルです。
このようなスキルを持つ人材が社内にいると事業が安定するでしょう。しかし最近は人材難。中々良い人に巡り合えないということもあります。外部の代行会社やコンサルティング会社を通して、欠けているスキル・人材を補うことも有効です。
ネットショップに役立つ資格と検定
必ず取らなくてはならないものではありませんが、実務に役立つ資格・検定があります。開業する前の知識の蓄積、社員のスキルアップにこのような資格や検定を利用すると良いでしょう。
ネットショップの運営に役立つ資格と検定
・ネットショップ実務士
・通販エキスパート検定
IT系スキルの資格と検定
・ITパスポート試験
・ウェブデザイン技能検定
・Webデザイナー検定
マーケティング系の資格と検定
・マーケティング・ビジネス実務検定
・Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
・ウェブ解析士
・Webアナリスト検定
まとめ
今回は、ネットショップ運営に必要な7つのスキルを紹介しました。社員全員が7つのスキルすべて持つべきというわけではありません。担当業務によっては必要なスキルは様々。
業務が多岐に渡るネットショップ事業において、それぞれの担当に必要なスキルを理解しておくと、チーム全体の認識の差を縮めることができます。
また、資格や検定を受けることで、会社の人材のスキルアップを図れます。ここで重要なのは、資格を取る事を目的にするのではなく、得た知識を実践に生かして、学んでいく事。実践と改善を繰り返し、スキルアップしていきましょう。