ECサイトの運営において、ダイレクトメールはユーザーに商品やサイト情報を直接アピールできる大切なコミュニケーションツールです。しかし、サイトの規模が大きくなってくると自社で全てを管理することが難しくなってきます。そこで今回は、DM業務の内容と外注に出すメリットを紹介していきます。
Contents
DMとは
DMとはDirect Mail（ダイレクトメール）と呼ばれるマーケティング戦略のひとつです。個人に対して宣伝目的で送付するもので、その形式は様々。ハガキや手紙、チラシといった紙媒体のものや、SNSを活用したメッセージや電子メールなどがあります。
様々な媒体を活用するため、世代や地域の特性に合わせた手段を選択することができます。また、ユーザー個人に直接情報を伝えることができるため、大きな反響や印象を生み出すことが可能となります。
ダイレクトメールは、マーケティング戦略として様々な形で活用されています。それは、多くのメリットを得ることができるからです。ダイレクトメールから得られるメリットとデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
メリット
伝える情報量の多さ
商品の宣伝としての情報だけでなく、サイト全体の世界観や企業が追求している理念、ブランドイメージなどを共有することができる。また、複数の商品情報をカタログなどを使って宣伝することで、効率的なマーケティングが可能となる。
その他にも、クーポンを設定することでリピート施策を打ち出すこともできるのでサイトに再来してもらうための効果も期待できる。
ユーザーに合わせた情報を提供
共有したい情報は、新規ユーザーに対してなのか、リピーターなのかによって変わってきます。新規ユーザーへの情報はキャンペーンの宣伝やクーポンなどの添付でサイトへ来てもらうための内容でしょう。
リピーターに対しては購入履歴から、好みの傾向を把握し新商品の案内や再購入への案内を送る場合や、顧客情報をもとにバースデーメールを送るなどでユーザーに特別感を演出することが可能となる。
デメリット
顧客情報が必須
ダイレクトメールを送付するためには、必ず顧客情報が必要となります。ユーザーの宛名や住所、メールアドレス、SNSのアカウント名など個人情報の共有をユーザーにお願いする必要があります。
メンバーズカードやポイントカードの作成、会員登録などの方法で顧客情報を常に蓄積するようにしましょう。
未開封のままに
せっかく予算をかけて、ハガキやカタログを送付しても開封することなく廃棄されてしまう可能性があります。電子メールは迷惑メールとして宛先に届かない場合雨あ開封されないことも考えられます。ユーザーにとって有益な情報ということを伝える工夫をしましょう。
外注に出すメリット
ダイレクトメールに関する業務の種類は様々で、送付する規模が大きくなってくると自社で管理することが困難になってきます。そこでおすすめしたいのが、DM業務を専門的に行っている外注業者に作業を委託するという方法です。
DM送付対象ユーザーの最適化
DM専門の外注業者は、ダイレクトメールに関する専門的なスキルを有するプロ集団です。単純に制作するというわけではなく、訴求力の高いデザインやキャッチコピー、DMの送付方法など商品や、対象となるユーザーに最適化された方法でダイレクトメールを制作してくれます。
その結果、ユーザーの年齢や性別、住んでいる地域、過去の購入履歴などを参考にして趣味趣向やニニーズに合わせたパーソナライズDMなどの制作が可能となるのです。パーソナライズDMは、従来のDMよりもそれぞれのユーザーに合わせて制作され、送付する場合も最も効果の高いタイミングで行われるため、費用対効果の高さが魅力的です。
アフターフォロー
ダイレクトメールは、1度の送付で効果が出るものではありません。継続的に続けることで、顧客満足度の向上や、販売促進に繋がっていきます。そのため、送付後のユーザーの動向やサイトに与えた効果を調査する必要があります。
外注業者に業務を依頼すると、細部までダイレクトメールの効果を調査してもらえるので、より最適化された内容に精査していくことが可能となります。
送料の削減
送料は、送る物の形状や重さ、数量、送付先までの距離や送付スピードで料金が変動します。特に、形状と重さ、数量は送料を決める上で最も重要なポイントです。数量に関しては、外注業者がまとめて送付依頼することで送料の削減が期待できます。
リソースの確保
ダイレクトメールに関する業務は多岐にわたります。顧客管理、送付先のリスト作成、DMのデザインに制作。そして、出来上がったDMのラベル貼りや封入など手作業が必要な部分も多く、送付する規模が大きくなっくると多くのリソースが奪われてしまいます。
外注業者は、要望にとって制作だけでなく封入や発送業務など、多岐にわたる業務への対応も依頼できるので作業負担や人件費の軽減も可能となります。
まとめ
いかがでしたか。ダイレクトメールはユーザーと繋がるための重要なツールです。しっかり活用してサイト運営の向上に役立てていきましょう。