ユーザーの心を掴むメルマガの作り方と配信時の注意点

ユーザーの心を掴むようにメルマガをうまく活用することで、サイトへの親近感や売上の向上などさまざまなメリットを生み出すことができます。今回は、ユーザーの心を掴むためのメルマガの制作方法や配信時の注意点などを紹介します。

メルマガと相性の良い商品の特徴

最も相性が良いのは予約販売の商品でしょう。数量限定で行う予約販売の場合、事前にユーザーに情報を公開する事で、サイトへの訪問を促すことができます。また、運営側も注文数を事前に予測することができるため在庫のロスを軽減することが可能です。

シーズン毎の商品もメルマガとの相性が良いでしょう。販売開始時期に合わせて事前にメルマガでサイトへの訪問を促すことができます。購入履歴のあるユーザーに定期的に情報を提供しリピーター獲得に繋げていきましょう。

定期購入が必要な商品は、ユーザーの購入数からおおよその在庫切れのタイミングを予測して再購入を促すメルマガを配信します。この時、ユーザーの個人情報を多く利用する必要があるため情報の流出を避けるよう注意が必要です。

基本的なテクニック

ユーザーの興味を引くタイトル

まずメルマガを開封してもらうためには、タイトルで内容に興味を持ってもらう必要があります。特にタイトルの最初の一言はメルマガのキャッチコピーと考えましょう。配信する内容で最も強調したい内容を表現します。また、【】などの装飾を加えることで視覚的にも目立たせると良いでしょう。

コラムを入れる

メルマガの基本的な構成は

・タイトル、発行日
・メインとなるおすすめ情報
・その他商品などのおすすめ情報
・サイトのリンクや連絡先、メルマガの配信解除方法

これらの基本的な内容に加えて、簡単なコラムを入れてみましょう。商品に関する簡単なおすすめポイントの紹介や具体的な活用方法など気負わない内容で、サイトらしさを感じさせる文章を心がけることが大切です。

簡単なコラムでも、ユーザーが商品だけでなくサイト自体や開発者など商品に関するバックグラウンドに興味を抱き、より身近に感じてくれるきっかけとなるでしょう。

メルマガ限定の割引や会員特典

メルマガ登録をしてくれたユーザーに限定の割引クーポンを配布したり、バースデークーポンを配布するなどメルマガならではのお得感を演出しましょう。何かしらの特典を提供することで、サイトへの訪問やサイトへの会員登録のきっかけを作ることができます。

特にバースデークーポンは配信することをおすすめします。年に1度の特別な日にでもある誕生日。この時にお祝いのメールと共にプレゼントとして誕生日限定の割引クーポンなどを贈りましょう。

特別感を演出するだけでなく、ユーザーに親近感を感じてもらうことも期待できます。この時、注意したいのはクーポンに期限をも設定するということです。誕生日当日から1週間から1ヶ月が目安といえます。

期限を長く設定し過ぎてしまうと、希少感が少なくなってしまいます。しかし、短く設定し過ぎてしまっても、ユーザーがクーポンを使用したい時に期限が切れてしまって残念な思いをさせてしまうかもしれません。最も効果的なタイミングを検討するようにしましょう。

配信対象を絞ってコンバージョン率を上げる

メルマガの登録者数が一定数を超えてきたら、配信する対象者を限定してメルマガを配信します。例えば、過去に購入した商品の情報があるユーザーに新商品の情報を送ったり、女性限定や男性限定など、対象となるユーザーを詳細に絞っていきます。

このように、よりユーザーのニーズにマッチしたメルマガを配信することで最終的なコンバージョン率の向上が期待できるのです。

配信するときの注意点

頻度や時間

ユーザーの状況を配慮した配信頻度や時間を守るように注意しましょう。ユーザーの生活スタイルは様々です。最も効果的な配信時間を探すのは大変かもしれません。しかし、このような気配りの積み重ねが、ユーザーの心を掴むメルマガを作り出していくのです。

配信ミス

配信ミスは、ユーザーからのクレームやネットショップ自体の信頼も損なうため最も注意する必要があります。配信ミスには商品情報の間違い以外にも、ユーザーの名前を間違ってしまったり、他のユーザーの情報を送ってしまうなど個人情報の漏洩に繋がるものも考えられます。

メールソフトを利用して、一斉送信する場合など多くの個人情報を扱う場合には細心の注意を払うようにしましょう。

オプトイン規制

オプトイン規制とは、改正特定取引法の第一段階施行で定められているもので、電子メール広告について、電子メール広告を行うことに対する承諾していない消費者に対する電子メール広告が原則禁止というものです。

そのため、ユーザーがいつでもメルマガの配信を停止することができるように、配信停止の手続き方法を明記したり、停止フォームのURLを添付するなどの案内を必ず入れる必要があるので注意しましょう。

まとめ

メルマガは、ユーザーの情報を活用するアプローチ方法です。メルマガを受け取るユーザーに喜びを与えることができるよう工夫していきましょう。