リピート率を上げてネットショップの売上アップ!まずやるべきことは?

ECビジネスを行う上で、大切にして欲しいポイント。それは、リピーターの存在と彼らへの対応です。ほとんどのサイトが、新規ユーザーの集客対策ばかりを最優先に考えているため、リピーターの対応まで気を配れていないことがほとんど。

しかし、このリピーターの存在こそがサイトの売上を左右する大切なポイントなのです。そこで今回は、リピート率の向上がサイトへ与える影響力やおすすめの対応方法をお伝えします。

リピーターの存在はなぜ重要?

リピーターはなぜ重要な役割を担っているのでしょうか。その理由は大きく分けて2つあります。まず1つ目は、新規ユーザーにアプローチするよりも、売上を伸ばしやすいということです。

リピーターは商品の購入経験があるので、使用感などをしっかり把握しています。そのため、商品を購入してもらった時に、アンケートで彼らの好みや購買思考などの情報を入手することで、売りやすい商品開発することができるのです。

また、リピーターの獲得によってサイト運営や売上を持続的に向上させることが可能になります。ECサイト運営において、持続的に売上を向上させることは絶対的に必要。なぜなら、新規ユーザーの獲得は、どんどん難しくなっていくからです。

新規参入する企業が増え続けている中では、競合サイトに負けないように工夫する必要があります。そのためには、新規ユーザーの開拓ももちろん大切ですが、リピーター離れを防ぐ方が売上アップに繋がるのです。

そして2つ目の理由は、新規ユーザーの開拓に比べて、人件費や広告費など金銭的なコストを削減できるということ。同じ宣伝にかかるコストでも、リピーターに対する施策では、費用を3分の1から5分の1まで抑えることができるのです。

具体的な施策紹介

では、どのようにしてリピーターを増やしていくのでしょうか。あまり費用をかけずに導入しやすい施策をいくつかご紹介していきます。

様々な特典の付与

ユーザーに対して、高いリピート効果をもたらす方法に特典の付与があります。ここでは、様々な種類の特典の中から、主に押さえておきたい3つの施策をお伝えします。

ポイント付与

商品の購入金額によって貯まるポイントのシステムは、長期的なリピートに繋がります。ユーザーに対してポイント付与を行う場合は、ポイント機能を付随できるシステムを活用すると良いでしょう。

クーポン配布

ポイントのシステム設計よりも手軽に活用できます。例えば、新規ユーザーに対する次回購入時に使える割引クーポンの発行や、何度も商品を購入しているユーザーには、限定クーポンを配布します。

お客様に合わせたクーポンを発行することで、効果的にリピート率を向上させることができます。しかし、1つ注意したいことがあります。それは、クーポンを活用しすぎてしまうと、配布をやめると同時にユーザーが離れてしまう可能性があるということです。

クーポンの発行は効果的な施策ですが、通常の販売価格より安く販売することになります。そのため、利益計算やクーポンを発行するタイミングなど、綿密に計画する必要があります

キャンペーン施策

新規ユーザーに対して、会員登録を促すキャンペーンを打ち出してみましょう。会員登録に繋げることで、ユーザーとの距離を縮めることに加え、顧客の情報を把握することでパーソナライズしたアプローチをかけやすくなります。

これらの特典をうまく活用することで、リピート率の向上を計ります。

アフターフォロー

新規ユーザーを継続的にサイトへ誘導するためには、購入後のアフターフォローが欠かせません。感謝の気持ちを伝えるサンクスメールの送付や、購入した商品にひと手間を加えたメッセージカードを同梱しましょう。

この、小さなひと手間が心象を良くし、リピーターを増やすことに繋がっていくのです。

メールマガジンやダイレクトメールの送付

定番でもある施策のメルマガやDM送付。定期的に情報を発信することで、ユーザーの購入時期を逃さず、サイトに対して常に親近感を抱いてもらうことができます。また、新商品の情報やキャンペーンの案内なども、効果的に発信することができます。

この時に気をつけたいのは、ユーザーのニーズに合わせた情報を提供するということです。ユーザーにとって興味のない情報や不利益な情報ばかり送っていると、せっかくの施策が逆効果になってしまう可能性があります。

ユーザーの求めている情報を把握し、ニーズにあった情報を提供するように心がけましょう。

まとめ

いかがでしたか?ECビジネスで勝ち組になるためには、ユーザーのニーズを常に把握し、しっかりとフォローを重ねることが大切です。そしてユーザーの満足度向上がリピート率の向上に繋がります。

また、リピート率が向上すると、長期的なサイト運用が見込めます。様々な施策を駆使して多くのリピーターに愛されるサイトを目指しましょう。